治療効果の例
治療効果の例
ご利用者様の状態はそれぞれ違う為一概には言えませんが、今まで施術してきた患者様の実際に 認められた効果をあげてみます。
・関節拘縮の予防と改善
・麻痺した筋肉の現状維持
・筋力の維持・強化
・むくみ(浮腫)の改善
・床ずれ(褥瘡)の予防と改善
・血液、リンパの流れを改善
・関節の可動域が拡がる(曲がりやすくなる)
・肩こり・腰痛などの緩和
・痛みの緩和
・定期的に人と接することで精神的に明るくなる
・歩行能力の改善・安定など
*効果については個人差があります。
左大腿骨骨折のT.Oさんの具体例
T.Oさん:2~3年前に転倒して左大腿骨骨折
手術後病院でリハビリをして歩けるようになるも、退院間際、病院で転倒して右大腿骨骨折 、手術。
病院で再びリハビリを行い、平行棒につかまっての歩行訓練が出来る様になり、手押し車につかまっての歩行が出来るまでに回復しました。
病院に入院してのリハビリには期限が有り、リハビリをもっと続けたかったが止むなく退院。
自力での生活が困難な為ホームに入所、暫くは自力で動けていましたが、だんだん身体が思うように動かず何度も転倒をくり返し 、1年半前位にはADL(日常生活動作)が急激に低下し、自力では歩けない・手すりにつかまらないと立てない 状態まで機能が低下してしまいました。
そのような状態が続いている時に訪問マッサージの依頼が有りました。
最初はベッド上での運動療法(下肢の屈曲・伸展運動、体幹を保つための腹筋・背筋運動)
と全身マッサージから行いました。(約3ヶ月)
立位での運動を行い、問題点を発見
次に立位での運動を取り入れて行きましたが、ひとつ問題点が発覚!
手すりにつかまっての自力立位と立位保持は短時間であればなんとかできましたが、自力での足踏みは足が全く上がらず出来ません。
脇を抱えて介助しながら足を上げてもらうと少しは上がるのですが、下ろす時に左足首が内側に内旋してしまい、反対の足先を踏んでしまう程でした。
どんなに頑張っても着地位置が内側に内旋してしまい、どうにも良くならず、足踏みが出来ませんでした。
そこで、患者様・ご家族様とケアマネージャー様に相談して左足首の装具を作ってもらう事にしました。
歩行訓練を徐々に行えるように
装具を装着すると左足の内旋がやや抑えられ、立ち上がり練習、立位保持訓練、体重移動・歩行訓練などをしていくことが出来るようになりました。(約3ヶ月)
写真は「介助ありの立位訓練」の様子です。
介助なしでも立てるようになりました!
安定して立位訓練が出来るようになり、次に手すりを使って介助しながらの伝い歩きの練習を始めました。最初は5mから徐々に距離を伸ばしていき、最後は介助しながらですがコンスタントに30m位歩けるようになりました。(約3ヶ月)
3ヶ月ほど安定して手すり歩行が出来、まだ体力的にもレベルを上げた運動が出来ると判断して、歩行器を使った歩行訓練を検討しました。
使ってみると予想以上に左足を上げる事が出来る様になっていて患者様共々声をあげて驚き、早速歩行器を借りての歩行練習をはじめました。
最初は廊下半分約50mで体力的に限界がきていました。身体の機能回復もこの位が限界かな?と思っていましたが、3ヶ月も続けると体力的な余裕が感じられる日も多く見られ、距離を増やす事にしました。
現在では廊下1往復(60m位)を歩行器を使って、介助しながらですが歩けるようにまで回復しています。
歩行器を使いつつ歩けるほどに回復しています
左足の内旋も最初は歩行するとき足が内側に出てしまいがちでしたが、歩行訓練を続けることによって気にならない程度に前に出る様になって来ました。
また、久しぶりに足踏みをしてみると左足が内旋せずに真っ直ぐ降りる様になっていて、患者様ともどもビックリすると共に感激しました!
現在自力での車椅子から歩行器への移動、歩行器から車椅子への移動。自力での歩行器を使っての歩行は出来ず、介助なしでは歩けませんが、本人のやる気と身体の状態が良かったため、予想以上に状態が回復し、初めに比べてADLがかなり向上出来ました。
ご利用者様の状態次第ではありますが、出来る事、やった方がいい事はどんどん検討して取り入れていき、より良い日常生活が過ごせるように、全力でサポート致します。
機能訓練など始めるのが遅くなればなるほど回復の見込みは減ってきてしまいます。
迷われていらっしゃるようでしたら一度お気軽にご相談下さい。
出来る事から始めて行きましょう!
日常生活を全力でサポート
にこにこ施術院では、健康で元気に日常生活を送れるように、患者様一人一人に合った目標を設定し、施術メニューを立てて、無理のないペースでマッサージや運動療法を行って行きます。介護保険ではなく、医療保険(各種健康保険)を使ったサービスですので、介護保険の限度額を気にせずご利用いただけます。