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天候と体調管理2

2021/09/17

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


以前にタレントでアスリートでもある武井壮さんのインタビューの記事について書きました。

武井さんは、子供の頃からスポーツが全般的に得意だったそうです。
ご自身で自主練に取り組まれ、トレーニングについての知識を積極的に取り入れ、それを実践し工夫されていました。
また運動技術や筋力の向上だけでなく、体調管理についても独自の見解がありました。

子供の頃に、一流のアスリートが競技のトレーニングだけでなく、体調管理も同じように厳格に管理していることを知ったそうです。

ハードなトレーニングをおこなった後、数日間は疲労のため体が動かないとなると、競技能力の上達は望めません。
トレーニングによりダメージを受けた体を、できるだけ効率よく回復させ、すぐにまた次のトレーニングに取り組むことが重要となります。

休養で大切な要素として、睡眠が思い浮かびますが、長時間眠れば疲れがとれるかというと、寝すぎた翌日などは、かえって体が重だるい時があります。
反対に、時間は少し短くても、深く熟睡できたときの目覚めは、とても快適です。

最近では、睡眠について書かれた書籍が多く出版されています。
武井さんは、トレーニング後の疲労の回復のため、どうすれば最も効率よく睡眠をとることができるか、高校生の時に考えたそうです。

まずは、ご自身にとって最適な睡眠条件・体の状態を調べるため、毎日、室内室外の気温・湿度を測定し、記録しました。
他にも、天候、気圧、風向き、ご自身の体温測定を一日に数度おこない、記録しました。
そして、その日のご自身の体調、トレーニング内容なども記録しました。
これを6年間毎日続けたそうです。

それと並行して、睡眠時間に変化をつける、短時間にして回数を増やすなど色々と試されたそうです。

そういったことを続けていると、徐々に、その記録した様々な数値と自身の体調とに関連性があることがわかってきました。

大学に入る頃には、自身の体調をよりベストに維持するための様々な環境条件がわかってきたそうです。
それに加え、体のトレーニングにも独自の工夫を重ねていったことで、新しいスポーツや競技に取り組むときには、周囲の人と比べ、はるかに効率よく習得・上達できるようになっていました。

実際、大学に入ってから初めて陸上部に所属されたのですが、そこから十種競技を始め、およそ2年半の期間で、日本選手権にて優勝されたそうです。

武井さんは毎日記録することにより、ご自身の体調管理にとても詳しくなりました。
この記録は、ご自身を客観的に把握する上で、とても役立つそうです。


慢性的に頭痛をかかえているかたは、病院で頭痛ダイアリーを記録することを勧められることがあります。

頭痛がおきる原因は様々です。
MRI検査などで、原因がわかることもありますが、検査では異常が見当たらないけれども、慢性的に頭痛症状が出ているかたが大半です。

頭痛がおきた時に、痛みの部位や性質・持続時間、前兆症状や、光・臭い・音に対して感覚に変化があったかなどを記録しておきます。
記録を続けていると、頭痛がおきるタイミングや、おきる前の行動に関連性がみられることがあります。

例えば、週末に頭痛がおきる頻度が高い、チョコレートやチーズを多く食べた翌日に、よく頭痛がおきているといったことがあります。
頭痛には、多くの原因が考えられ、個人個人で異なります。
記録することにより、普段から何気なくおこなっている行動が、頭痛の原因であることに気づくことがあります。


睡眠に関しては、寝床に入る前にはパソコンやスマホの画面を観ない、就寝3~4時間前には夕食は食べ終わるといったことは、よく言われています。
しかしそういった要因だけでなく、気温や湿度・天候・睡眠時間・回数など、ご自身の睡眠にとって適した様々な条件を知ることができれば、体の状態・健康状態をより上手に管理できるようになれるのかもしれません。


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