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ゴーヤ

2021/08/27

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


今年の夏は一旦猛暑日が続いたかと思うと、梅雨のような長雨が降り、その後再び暑さが戻ってきました。
このような気候の変化は、疲労や不調といったかたちで、体の症状としてあらわれやすくなります。

不眠や食欲の減退により体力が低下しますと、暑さが落ちつき秋に入る季節の変わり目に、体調を崩しやすく、風邪にもかかりやすくなります。
しかし、暑さが体にこたえ、栄養があるとわかっていても食欲がわかないこともあります。
とくに、タンパク質脂質を多く含む食品は、体力維持のため必要ですが、食事としては重く感じ抵抗を感じることがあります。


そういった食欲が減退するときは、少しでも食べやすい夏野菜や果物を摂取する、乳製品や豆乳などを飲むのも良いかと思われます。
そうめんなど麺類の場合は、少し薬味や野菜・玉子などを加える、他にながいもをすりおろし玉子を入れる、果物にはヨーグルトをたしオリーブオイルを少し加えるなど、栄養をプラスできます。
肉や魚料理のかわりに、お刺身やかまぼこ、また温泉玉子などでもタンパク質の摂取につながります。

ただし、食べやすいものといっても、冷たく糖分の多いジュースやアイスを摂りすぎると、余計に食欲が低下してしまいます。ジュースや飲料では、カロリーは取れますが、必要な栄養の摂取は難しいうえに、飲み過ぎると余計に固形物を欲しくなくなるといったことがあります。

秋になり涼しくなると徐々に食欲は戻りますが、それまで体力を落とさないよう、食べやすい食品に少し栄養価の高いものを追加することで、できるだけ必要な栄養を摂取していくことが良いかと思われます。


少し時期は過ぎているのですが、夏場はゴーヤがスーパーにも並びます。
ゴーヤは苦手なかたも多いかと思われます。
にがうりとも呼ばれ、名前の通り苦みがあり、それが抵抗あるかたは多くおられます。
私もあの苦みは苦手ですが、ゴーヤチャンプルーだとおいしく食べられます。(果肉が未熟なためゴーヤは苦味があり、熟したゴーヤは黄色く甘くなるようです)

食欲が落ちているときに、ゴーヤチャンプルーは少し重いかもしれませんが、ゴーヤは夏バテに効く栄養素が多く含まれています。

  • ・ビタミンCーゴーヤに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくい特長があります。皮膚や骨、血管を構成する重要なタンパク質であるコラーゲンの生成に、ビタミンCが必要です。夏場は紫外線が強いですので、しっかりと摂っておきたい栄養素です。ビタミンCは抗酸化作用もありますので、アンチエイジングにおいても必要と言われています。

  • ・モモルデシンー苦み成分です。この苦みが苦手なかたが多いと思われますが、このモモルデシンには胃液分泌促進効果があり、食欲の増進につながると言われています。ゴーヤが沖縄でよく食べられているのは、このモモルデシンの効果が、暑い沖縄の土地柄と合っているからかもしれません。

  • ・β‐カロテン、ビタミンE、カリウム、食物繊維などの栄養素も多く含まれています。

  • ・ゴーヤチャンプルーですと、玉子や豆腐、豚肉を加えることでしっかりと栄養が追加されます。豚肉・ゴーヤにも含まれるビタミンB₁は糖質がエネルギーに変わる働きをサポートします。スムーズにエネルギーへと変換されることで、疲労軽減・回復の効果が期待できます。

  • ・ゴーヤは通常の摂取量では問題ないとされていますが、マウス実験では過剰摂取により妊娠阻害といった副作用が報告されているため、少し注意が必要です。

夏場は湿度の高さや暑さにより、食欲が低下するかたは多くおられます。
糖質に比べ、タンパク質や体に必要な脂質の摂取が、とくに少なくなる傾向があります。
ゴーヤなど季節の野菜には、その時季に必要な栄養素が含まれているものが多いようですので、上手に活用し、体力を維持して夏を乗り切りましょう。


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