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腸内フローラ6

2022/04/29

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


腸内フローラの状態は一人一人異なっており、体全身の健康状態や精神面との関連性について現在も多くの研究がおこなわれています。
腸内細菌の種類はおおかた幼少の頃に決まり、「常在菌」とよばれています。その数や比率は年齢・食生活などにより変化します。
体に良いとされる乳酸菌やビフィズス菌を摂取したとしても、常在菌のように腸に住み着くことはなく、便として排出されます。
しかし腸内を通過するとき、常在菌のなかの善玉菌』をサポートする働きがあります。

常在菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の大きく3つに分類されます。
全てのヒトに、この3種類が存在するのですが、その比率が重要で、善玉菌が多く悪玉菌は少ない状態であることが大切です。
それを維持するために、善玉菌のエサとなる食物繊維や善玉菌をサポートする乳酸菌・ビフィズス菌の積極的な摂取が推奨されています。
反対に、食物繊維が少なくタンパク質や脂質を過剰に摂取すると、悪玉菌が増加し腸内環境は悪化します。

発酵食品の代表格であるヨーグルトは、とても多くの商品が販売されています。
メーカーが異なり、糖分や脂肪分を調整しているだけでなく、牛乳を発酵させるために様々な種類の菌が利用されています。
一般的な菌は胃酸により死滅してしまうのですが、胃を通過し生きて腸まで届くといった商品もあります(ただし胃酸で死滅したとしても、善玉菌をサポートする働きはあります)
腸内フローラは一人一人異なっているため、一概にどの菌がよいとは言えないのですが、まずは一つの菌(商品)を数週間食べ続け、便通や便の状態を確認します。そして体調と照らし合わせてみることで、ご自身に合った菌(商品)を選ぶとよいそうです。

腸内フローラは、その土地の食文化の影響を強く受けていると考えられています。
日本人の場合は、ヨーグルトやチーズより昔から食べ慣れている味噌・醤油・納豆・漬物などの菌が合っているといった考えかたがあり、研究がおこなわれています。
しかし一般的には、食材・食品は偏りなくバランスよく摂ることが良いとされています。


同じような食事内容、食事量であるにもかかわらず大きく体重差がみられることがあります。
マウスを用いた研究では、腸内フローラと体重に関連性があることがわかりました。ヒトにおいても体格・体重差と腸内フローラとの間には、関連性があるのでないかと考えられています。

一つの例として、パプアニューギニアの高地に住む先住民の食生活を調べた研究結果があります。
その先住民の体格は筋肉質で、先進国の一般人と比べ筋量が多いことがわかっていました。
確かに畑仕事など肉体労働は多いのですが、その食生活には特徴があり、主食はサツマイモで、動物性たんぱく質を摂取することは滅多になく、栄養の内訳としては糖質(炭水化物)の割合が高く、たんぱく質は低くなっています。その様な食事内容であるにもかかわらず、先住民の筋肉質な体格に研究者達は驚きました。

まだその理由の明確な答えは出ていないようですが、先住民の腸内細菌の種類・比率に特性がみられることがわかりました。
低たんぱく食であるにもかかわらず、効率よく代謝できている要因の一つに、特有の腸内細菌が関係しているのでないかと推察されています。

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