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ナッツ類
2022/07/08
そのほか
こんにちは、にこにこスタッフ森田です。
スーパーやコンビニには、一般の菓子コーナーとは別に「酒のおつまみ」としての菓子コーナーがあります。スナック系やスルメイカ・サラミ・ジャーキー・チーズなど色々な商品が並んでおり、お酒の種類に合わせて選ぶ楽しさがあります。
ナッツのおつまみも沢山そろっています。アーモンドやピーナッツなど単品商品の他、ミックスタイプもあります。
このおつまみにもなるナッツ類は、木の実や種子・豆などが原料となっています。
アーモンド・ピスタチオ・マカダミアナッツ・ヘーゼルナッツ・ピーナッツ・クルミの他、栗やヒマワリ・銀杏などもナッツ類に含まれます。一方、ゴマやチアシードは含まれません。
全般的にナッツ類に含有される栄養価は高めです。
脂質が多く含まれているためカロリーは高めですが、体に良いとされる不飽和脂肪酸の割合が高くなっており、原料を圧搾し食用油として利用されています。
【脂質の種類】
脂質は大きく「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」に分類されます。
飽和脂肪酸はバターやラードなど常温では固体状のものが多く、対して不飽和脂肪酸は、植物油や魚油など常温では液体状のものが多くなっています。
一般的に飽和脂肪酸を摂り過ぎると中性脂肪やLDL(悪玉)コレステロールが増加し、対して不飽和脂肪酸の摂取によりそれらは減少します(マーガリンやショートニングに含まれるトランス脂肪酸は不飽和脂肪酸に分類されますが、摂取量の増加に伴い心疾患のリスクが高まります)
血中の中性脂肪やLDLコレステロールが増え過ぎると、心疾患の発症リスクが高まるため注意が必要です。
ナッツ類には多くの種類があり、そのまま食べられるものから、料理やお菓子に使われるものがあります。
- ・アーモンド-チョコレートや洋菓子によく用いられます。食物繊維が豊富です。また抗酸化作用のあるビタミンEが豊富で、細胞が酸化されるのを防ぎます。鉄や亜鉛・マグネシウム・カリウムなどのミネラルも含まれています。
- ・カシューナッツ-中華料理にも使用されます。リンや亜鉛・ビタミンB₁・カリウムなどのミネラルが含まれています。
- ・マカダミアナッツ-オーストラリアやハワイで多く栽培されています。ハワイではチョコレート菓子に用いられ、お土産として有名です。マカダミアナッツは脂質の含有量が多くカロリーは高めです。圧搾して摂れた油はマッサージオイルとして利用されています。
- ・クルミ-パンや焼き菓子によく用いられます。必須脂肪酸・食物繊維・ビタミンE・ビタミンB群の他様々なミネラルが含まれています。
- ・ピーナッツ-ピーナッツは木の実や種子でなく豆の仲間ですが、ナッツ類に分類されます。他のナッツ類と同じく必須脂肪酸・食物繊維・ビタミンE・ミネラルが豊富です。特長としては、豆類のため脂質はやや少ないのですが、他のナッツ類と比べタンパク質の割合が高くなります。
ナッツ類には体にとって有用な栄養素が多く含まれており、酒のおつまみだけでなく小腹が空いた時にもおすすめです。ただし、食べ過ぎに注意な食品でもあります。
- ・脂質の含有量が多いため、高カロリーな食品です
- ・食物繊維が多いのですが「不溶性食物繊維」の割合が高くなっています。また脂質の量が多いため、食べ過ぎると胃腸に負担がかかり便秘や下痢になることがあります
- ・食べ過ぎると肌荒れやニキビの原因になると言われています
- ・噛む・飲み込む力が弱い小さな子供は喉に詰めることがあるため注意が必要です
- ・食物アレルギーの原因となるものがあります
ナッツ類によるアレルギーは、アナフィラキシーショックなど重篤化することも多いため特に注意が必要です。食物アレルギーに関しては、また次の機会に書いてみたいと思います。