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アボカド
2022/07/29
そのほか
こんにちは、にこにこスタッフ森田です。
アボガドと呼ばれることもある『アボカド』ですが、含まれる栄養成分が美容や健康に良いとされ、最近は食材として利用するヒトが増えており、日本国内での消費量は年々増加しています。
元々の原産は中央アメリカです。現在は熱帯・亜熱帯地域にて大規模に栽培されています。
最近では、愛媛・和歌山・鹿児島県など日本の温暖な地域でも栽培されていますが、スーパーや八百屋で並んでいるアボカドの多くは中南米から輸入された商品です。
日本でアボカドを食べる習慣が広まってから、まだそれ程年月は経っていないのではないでしょうか。一時期「わさび醬油をつけて食べるとマグロのトロのような味がする」と話題になりました。
多くの研究より、アボカドには美容や健康の向上につながる栄養分が豊富に含まれていることがわかってきました。そして「森のバター」「食べる美容液」などと紹介されたことで話題となり、日本でも多くのヒトが口にする一般的な食材となりました。
和食で用いられることは少ないですが、サラダやハンバーガーなどにはよく入っています。
美容や健康に良いとされるアボカドは、実際「世界一栄養価の高い果物」としてギネス認定されているそうです。
アボカドは木になる果実であり、その果実部を食べるため、分類的には野菜でなく果物とされています。ちなみに、イチゴやメロンは野菜(果実的野菜)に分類されているのですが、感覚的にはアボカドが野菜であり、甘味のあるイチゴやメロンが果物といった感じがあります。
しかし、アボカドは一般的な野菜に負けないほどビタミン・ミネラルが豊富です。また食物繊維が豊富であり、便通や腸内環境の改善が望めます。
そして、アボカドが他の果物と特に異なっている特徴としては、糖質の割合が少なく、対して脂質の割合が多い点です。血糖値を気にされているかたにもお勧めの食材です(カロリーは高めですので、摂取量には注意が必要です)
アボカドがこれほど栄養豊富である理由としては、生育環境が関係しているそうです。
中南米で沢山のアボカドが栽培されているのですが、まず生育には多量の水を必要とします。大規模に栽培している一部の地域では水が不足してしまい、他の作物の栽培ができない状況になっています。更に、ヒトの生活用水までが不足するといった事態が起きています。
また、水だけでなく土壌の栄養分を多量に吸い上げるといった特徴があります。一旦アボカドを作ると、その土地では他の作物が生育しにくくなるといった問題点があります。しかし、それだけ多くの水や栄養分を必要とする代わりに、果実の栄養価がとても高くなるのだと思われます。
他に、生産・流通時に発生する二酸化炭素の総量が多い点も問題とされ、アボカド栽培は環境に大きな負荷を与える農業とされています。
しかし、日本だけでなく世界的にもアボカドの人気・需要は高まっており、また生産国では主要な産業となっているため、現在も生産量は増加しています。