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水分摂取

2022/11/18

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


以前、クマムシの生態の特徴について書きました。
クマムシは「乾眠」と呼ばれる特殊な状態に変化することで、過酷な環境下でも生き延びることができます。乾眠は字に示されている通り、からからに乾燥し冬眠しているようにも見えるのですが、実際はほぼ仮死状態です。通常は体重のおよそ80%が水分で満たされているのですが、乾眠状態では3%以下にまで低下します。しかしそれ程乾燥した状態となっても、水を与えることで再び活動することができます。

しかしヒトではそういう訳にはいきませんので、失われた『水分』をいち早く摂取する必要があります。人体の平均的な水分量は、体重のおよそ60%とされいます。これは年齢・性別により若干異なっており、成人男性がおよそ60%、女性は55%、新生児は75%、高齢者は50%とされています。
高齢者は実質細胞の数が減少しているため、全身の水分量は少なくなります。また男性と女性にみられる差は、体脂肪の量が関係しています。臓器や筋肉と比べ脂肪組織は水分含有率が低いため、平均的に体脂肪率が高い女性のほうが全身の水分量は少なくなります。
今年の夏は暑い日が続いた為に、多くの人が熱中症や脱水症状で運ばれたと報道されていました。ヒトの場合は体重の10%の水分を喪失するとけいれんや失神など危険な状態があらわれ、20%に達すると生命維持が困難となり死に至ります。

飲料や食事など口から摂取した水分の多くは小腸や大腸にて吸収されます。そして血液やリンパ液・脳脊髄液・間質液など体にとって必要不可欠な体液へと変化して、全身の様々な箇所で利用されています。
例えば血液は、体中の細胞に酸素と栄養素を運び、代わりに二酸化炭素と老廃物を回収するといった一連の流れを絶え間なく続けています。

1日に必要な水分量は、日本人では約2.5ℓとされています。ただし年齢や体型・気温・運動量により、必要量は異なります。一部は体内の代謝により生成されますが、食事と飲料から半分ずつ摂取するのがおおよその目安です。
反対に尿・便・汗・呼気として、1日2.5ℓの水分が排出されます。気温や運動量により排出量は上下しますが、喪失した分は喉の渇きにより飲水行動へとつながりますので、体内の水分量は一定に保たれています。
水分摂取は緑茶やコーヒーでも構いませんが、カフェインが含まれている為、発汗量が多い時には水やカフェインを含まない麦茶などが適しています。
また発汗と共に塩分も排出されますので、特に夏場は塩分も一緒に摂る必要があります。スポーツドリンクには塩分が含まれていますが、糖分の量が多い為飲み過ぎには注意が必要です。

ここ数年は猛暑日となる日が増えており、熱中症・脱水症状予防の為にも水分摂取が重要視されています。気温が30℃を超えるような日は、意識的に水分摂取を心掛けることが大切です。特に高齢者は喉の渇きを感じにくくなる場合がありますので、起床前後・入浴前後など時間を決めて摂取するのが良いかと思われます。一度に沢山飲む必要はなく、回数を分けこまめに一口ずつ飲むことにより、脱水症状の予防につながります。

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