ブログ・お知らせ

ブログ・お知らせ

中性脂肪3

2023/01/13

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


前回『中性脂肪』について書きました。健康診断などでは基準値を超えやすい項目の一つですが、数値が高い状態が長期間続いている場合には注意が必要です。
健康全般に言えることですが、「中性脂肪」を減少させる対策としては、食べ過ぎ・飲み過ぎを控え食事内容を見直し、運動習慣を取り入れることが最も効果的です。
しかし、これまで続けていた生活習慣を大幅に変更することはとても大変です。食欲を抑えることは大きなストレスになります。また普段運動習慣のないかたが新たに運動を始め、それを続けていくことは簡単ではありません。

健康習慣への改善はダイエットと似ている点があります。生活を変えることにより一時的に「中性脂肪」の数値の減少がみられても、その生活スタイルをずっと続けていかないと、再び数値が悪化するおそれがあります。
スポーツの減量やダイエットでは、何らかの目標や区切りがあることにより、一時的には食欲を抑えることはできます。
しかし、その目標や区切りに到達した後、更に食欲を抑え続けることはとても大変です。我慢していた分、リバウンドが起こり却って食べ過ぎてしまう恐れがあります。
健康のためには、食欲を我慢しただ食事量を減らすよりかは、食事内容を変更することのほうが、習慣として取り入れやすく続けやすいと思われます。

若い人の場合は少々食べ過ぎていたとしても、運動時間や量を増やすことで、「中性脂肪」の数値は下がると思われます。
しかし高齢者では、突然運動量を多くすることによって体の痛みや故障・強い疲労感が表れる場合がありますので、運動量でなく食事面での調整が適しています。

「中性脂肪」の数値は食事に含まれる脂質の影響を受けますが、「糖質」の摂り過ぎも大きく影響します。
少しずつ変化はみられますが、日本人が続けてきた食生活の栄養バランスは糖質の割合が多く、それに対したんぱく質や脂質は少なめです
主食のご飯でしっかりとお腹を満たすために、おかず(副食)があります。昔ながらの日本食には、食物繊維や発酵食品が多く含まれるといった良さがありますが、糖質の割合が多くなりがちですので「中性脂肪」や「血糖値」に気を付ける必要があります。

現在「中性脂肪」の数値が高い場合は、普段の食事内容の栄養バランスを確認してみるのが良いかと思われます。一食当たりのご飯の量が多く、副食も糖質がメインとなっているのであれば、少し注意が必要です。
もし糖質が多過ぎる時には、たんぱく質が多く適度な脂質も含むような副食に置き換えることがお勧めです。
たんぱく質や脂質の多い食材を食べることにより満腹感が得られますので、ご飯の量を減らすことができます。また、糖質メインの食事より満腹感が持続しますので、間食を減らす効果も期待できます。

ただし極端な糖質制限には注意が必要です。食事量の制限と同様に、リバウンドにより却って食べ過ぎてしまうおそれがありますので、少しずつ無理のない範囲でおこなうのが良いかと思われます。

< 戻る