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靴選び2

2020/11/09

日々

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。

以前に靴選びの大切さについて書いたのですが、今回は、ご高齢のかたがウォーキングや日常で履かれる靴を選ばれる際の具体的なポイントについて書きたいと思います。


つまずきや転倒を防ぐ足の型・サイズが適正である、歩きやすく足への負担が少ないといった点が大切です。

  • ・靴底はクッションが厚過ぎず、安定していること、また滑りにくい素材であること。
  • ・つまずきを防ぐため、つま先がカーブを描き少し上がっている。履いた時にかかとがしっかり収まる。
  • ・つま先に0.5~1.0㎝の余裕がある(つま先があたらず、指を動かせる)。
  • ・足がむくみやすいかたは、午前より午後以降に試着する。
  • ・試着時は片測だけでなく両側とも履き、店内を歩いてみる(多くのかたは足のサイズに多少左右差があります)。

幅が窮屈で痛みがある場合は、最近では幅広の靴の種類も沢山ありますので、いくつか試着されることをお勧めします。同じサイズ・幅でも、実際履き比べるとメーカーによりだいぶ違いが感じられます。
靴のサイズ表記にD,E,EE(2E),EEE(3E),EEEE(4E),Fなど書かれている時は、右にいくほど幅は広くなります。3E以上ですと、幅は広めの足型になってきます。

サイズ・幅が小さく窮屈過ぎる靴を履いているのは、足にとって良くありません。
しかし、長年幅広の靴に慣れてしまい、実際の足のサイズより幅が広すぎる靴を履かれているかたも多くおられます。そういったかたは、適正なサイズの靴を履くと、しばらくは窮屈に感じるかもしれませんが、履いているうちに慣れてくると思われます。

つま先には少し隙間があり、幅・甲はしっかりフィットしていることで、足と靴とが一体化し、歩行が安定します。
つま先にゆとりがないと爪を痛めてしまいます。時々趣味でジョギングされているかたで、爪を痛め黒くなっていることがあります。かなりの距離を走っていることも原因だと思われますが、ぴたっとしたフィット感があり、かつ爪は靴の先に当たらないすき間は必要です。


靴の着脱の容易さも大切ですが、外での散歩やウォーキング、買い物を日常的にされているかたは、出来ればひも靴が良いと思われます。持病があり足のむくみが特に強いかたや、靴を履く時にかがむのが難しいかたは、マジックテープやファスナータイプもあります。

とても面倒ですが、外出時は毎回玄関で靴ひも(マジックテープやファスナー)を締め直すことをお勧めします。特にウォーキングや運動される時は毎回締め直すことで、長期的には、足の関節・腱への負担は大きく変わってきます。

試着でサイズが合っている靴を、ひもを締めることで更に足にフィットさせることが出来ます。
ある程度履いていると、靴は型崩れしますし、歩いていると足のむくみでサイズも変化しますので、ひもにはそれを調節する役割もあります。

一方でサイズが大き過ぎる靴であったり、ずっとひもをゆるめた靴のままですと、着脱は非常に楽ですが、それで長時間歩行することは、足にとっては大きな負担となりますし、つまずきや転倒のリスクもあります。
雨の日にぶかぶかのゴム長靴で長時間歩くと、足がとても疲れるような状態と同じですので、健康や体力維持のため運動されているかたは、しっかり調節して頂ければと思います。

外反母趾や巻き爪などで靴選びに苦労されているかたもおられると思われます。シューフィッターといった靴選びの専門資格をもったスタッフがいる店もありますので、なかなか自分に合った靴が見つからないという人は、そういった専門店で探されるのもお勧めします。


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