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さつまいも

2020/11/16

日々

にこにこスタッフ森田です。


今回は秋の味覚である、さつまいもについて書きたいと思います。

昔は冬場に焼き芋の移動販売がよく回っていました。
最近では街中でおしゃれなさつまいも専門店もあり、特に女性に人気があるようです。

調べてみるとさつまいもの種類は沢山あるようで

  • ・ホクホク系ー鳴門金時、紅あずま、紅こがね
  • ・しっとり系ーシルクスイート、紅はるか
  • ・果肉がオレンジ系ー安納芋、灯篭蜜いも
  • ・白いさつまいもーシロユタカ、黄金千貫
  • ・紫芋ーアヤムラサキ、パープルスイートロード

など、色も様々で、味の違いも結構あるようです。

さつまいもは芋類のなかでも、じゃがいもと同じく料理に合わせやすく、ネットで調べてみるとレシピも沢山出てきます。
さつまいもご飯や汁物に入れたり、甘煮や肉じゃが風など、食事のメインの献立にもできますし、大学芋やスイートポテトのようにおやつの素材にもなります。


そんなさつまいもですが、戦時中には学校の運動場を耕して植えていたと聞いたことがあります。それくらい繁殖能力が高く、温暖であれば痩せた土地でも育てることが出来たため、当時は大人だけでなく生徒も一緒に沢山のさつまいもを植えていたそうです。

祖父が鹿児島出身であった為、さつまいもが原料の芋焼酎を好んで飲んでいました。時々一緒に飲むことがあったのですが、結構くせが強く、私は正直苦手でした。祖父が言うには、あの味と香りがあるから美味しいとのことでした。

焼酎になると独特な感じですが、料理方法はほんとうに沢山あり、甘党のかたですと好きなかたも多くおられると思います。

さつまいもは痩せた土地でも育つのですが、栄養価は高い食品です。

よく言われるのは、さつまいもは食物繊維が多いため便通に良いといった点です。
食物繊維には水溶性不溶性があります。いわゆる野菜の繊維質は、不溶性の割合が高くなっています。

腸の働きを活性化させ便通を良くするためには、不溶性と水溶性の食物繊維を両方摂る必要があります。
さつまいもには両方が含まれています。便通の改善により、大腸がんの予防や、ダイエット効果も期待できます。

また、生のさつまいもを包丁で切った時に染み出てくる白いヤラピンという成分が、腸の蠕動運動を促す効果があり、こちらも便通の手助けになっているようです。

他には、ナトリウム(塩分)の排出を促すカリウムであったり、抗酸化作用のあるビタミンC・Eも含まれています。
さつまいもに含まれるビタミンCに関しては、デンプンで守られているため熱に強いといった特性があり、加熱調理しても栄養が損なわれません。
ビタミンCは免疫力を高める働きがありますので、風邪やインフルエンザが流行する冬場は、特に積極的に取り入れていきたい栄養素です。


たださつまいもは甘味が強いですので、ダイエットや血糖値のコントロールについて気になるかたもおられると思います。

食品摂取後の血糖値上昇の目安としてGI値といったものがあります。
この値が高ければ短時間で血糖値が上昇することとなり、それを下げるため膵臓から大量のインスリンが分泌されるため、ダイエットや血糖値が高いかたにとってはあまり良くありません。

畑で取れた生のさつまいものGI値は、白米や食パンよりかなり低いのですが、焼き芋にしたり油で揚げると、成分のデンプンが麦芽糖に変化し、白米と同じかそれ以上の値になるようです。
一方、蒸す・茹でる・干したものは、値は低く抑えられています。血糖値を特に注意されているかたは、茹でたり、蒸すなどの調理法がお勧めです。


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