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バナナ

2021/02/26

そのほか

こんにちは、にこにこスタッフ森田です。


血圧は定期的に測定されていますか。
多くのかたが、加齢とともに少しずつ血圧が高くなる傾向があります。

血管の柔軟性が徐々に失われ、血管の壁が硬くなることが一つの理由です。また、若い頃より、体重が増加しているかたも、高くなる理由と関係しています。

他に塩分(ナトリウム)の摂り過ぎも影響するため、高血圧のかたは、塩分を控える必要があります。

しかし、塩分はほとんどの食事に含まれ、美味しさに大きく影響するため、塩分を減らした献立を考えるのは、とても苦労されるようです。
高血圧のかた向けのレシピでは、出汁やスパイスを多く使用することで、薄味になりがちな味付けを工夫するといった方法がとられています。

高血圧の予防には、腎機能に問題がなければ、野菜や果物をしっかり摂ることが大切です。
野菜や果物には、多くのビタミンやミネラル、食物繊維が含まれています。

また、カリウムが多く含まれており、このカリウムが体内の余分な塩分(ナトリウム)を、体外に排出する役割を助けています。
体内の塩分量が多いと、一緒に水分を溜めこむ作用があるため、カリウムを摂取することは、高血圧の予防だけでなく、むくみの解消にもつながります。

カリウムは野菜やイモ、豆類にも含まれていますが、一部のビタミン類と同じく、加熱によって水に溶けだしてしまうため、サラダや果物など生で食べると、効率よく摂取できます。


カリウムが多く含まれている代表的な果物としては、バナナがあります。
ここ数年で、日本人に最も食べられている果物がバナナです。
スーパーではお手頃な値段で売られていますし、手で皮をむくだけで簡単に、素早く食べられます。
また、適度に硬さもあるため、持ち運びも便利です。

甘味があり、食べた時のボリューム感もあるため、カロリーが気になるところですが、バナナ1本は、ご飯お茶碗で半分、6枚切り食パン半分ほどのカロリーだそうで、意外と低カロリーです。

甘味があり糖質は多いのですが、バナナにはブドウ糖、果糖、ショ糖など数種類含まれ、体内でエネルギーに変換される時間に差があるため、血糖値の上昇は緩やかとなり、腹持ちも良くなります。
消化吸収がよいため、スポーツをする前や休憩時に、バナナを食べるかたが多くおられます。
また、間食として、お腹がすいたときにお菓子の代わりに摂るといったこともお勧めです。

バナナには、レタスやトマトと同量の食物繊維が含まれています。
さらに、整腸作用があるオリゴ糖が含まれており、食物繊維と共に腸の働きをサポートし、便秘予防に適しています。

ビタミンB群も多く含まれ、そのまま生で食べられるため、調理による減少がありません。

他には抗酸化作用があるポリフェノールや、体の代謝の働きを助けるミネラルである、マグネシウムなども豊富に含まれます。
ちなみに、皮に黒い斑点が出てよく熟しているバナナは、ポリフェノールの含有量が増えているそうです。

アミノ酸の一つであるトリプトファンも重要な成分となります。
精神を落ち着かせる、睡眠を促すといった働きがあるセロトニンの合成には、このトリプトファンが必要となります。


お手軽で食べやすく、栄養も豊富なバナナですが、タンパク質の量は少ないですので、朝食をバナナで軽く済ませるといった時は、牛乳も一緒に飲む、ヨーグルトにスライスして入れる、といった工夫で補えます。
また、ヨーグルトと一緒に食べることで、乳酸菌の働きも追加され、さらに便秘予防の効果が期待できるため、お勧めです。


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