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胸やけ
2021/03/05
そのほか
こんにちは、にこにこスタッフ森田です。
食べ過ぎや飲みすぎ、夜遅くの食事で、翌朝に胸やけが起きることはありませんでしょうか。
私も時々胸やけが続くことがあります。
食後の胸やけや、胃酸がこみ上げて酸っぱい感じがする状態が続いている場合は、「胃食道逆流症」かもしれません。
GERD(ガード)とも言われ、一旦胃に入った食物が食道に逆流し、食道が胃酸にさらされることで、胸やけや上胸部痛、喉の違和感、何度もげっぷが出るといった、様々な不快症状が伴います。
「逆流性食道炎」ということばは聞かれたことはないでしょうか。
胃食道逆流症より、こちらのほうがよく耳にすることがあります。逆流性食道炎は、胃食道逆流症の分類の一つとなります。
食物などが胃から食道に逆流し、胸やけなどの症状がみられるうえに、食道に炎症も起きている状態が逆流性食道炎となります。
胸やけなどが続いているかたの食道を検査したところ、実際に炎症が起きているかたは、意外と少ないようです。
しかし、炎症は起きていなくても、胸やけや胸部の不快感などの症状が強く出ているかたはおられますので、予防や改善が必要となります。
胃食道逆流症が起きやすい要因はいくつかあり、
- ・食べ過ぎ、飲み過ぎ
- ・脂肪分の多い食事をよく食べる
- ・アルコール、炭酸飲料、柑橘系のジュース、コーヒー、玉ねぎ、香辛料など刺激物の摂取
- ・食後すぐに眠る
- ・肥満
- ・姿勢が前屈み、猫背
胃と食道の境目に、下部食道括約筋といった筋肉があります。健康な人は、この下部食道括約筋がぎゅっとしまることで、胃に入った食物や胃酸が、食道に逆流しないようになっています。
しかし、この下部食道括約筋は筋肉のため、加齢により、働きが低下してしまい、食道にあがりやすくなっているかたもおられます。
他には、精神的なストレスにより、食道の知覚が過敏になり、胸やけなどの違和感を強く感じることもあるそうです。
私の場合は、遅い時間に食べ過ぎていることと、体重が増えていることが原因かなと思いました。コーヒーもよく飲みます。
胃食道逆流症の要因としては、生活習慣によるものが多く、そこを注意していかなけばならないと感じました。
猫背・前屈姿勢も要因の一つとなっています。
背中が丸まってくると、お腹側が圧迫され、胃腸にも圧力がかかってくるため、胃から食道にあがりやすくなってきます。加齢により下部食道括約筋の働きが衰えていると、より症状が強くなります。
そして、食後すぐに横になる習慣があると、更に逆流しやすい状況になってしまいます。
脊椎の圧迫骨折により、年齢とともに、徐々に背中が丸くなってきているかたは多くおられます。
圧迫骨折は他の部位の骨折と比べ、痛みの症状が小さいことがあり、たんに腰や背中の痛みが続いていると、間違われていることがあります。
骨粗鬆症のかたは、脊椎の圧迫骨折が起きやすいですので、注意が必要です。
体が前屈姿勢になると、通常より首を後ろ上方に起こす必要があり、肩こりや首こりの症状があらわれやすいです。また、歩行時に足が高く上がらず、転倒しやすくなります。
誤嚥性肺炎が起きるリスクも上がります。
ですので、姿勢をよくすることはとても大切となります。
肩から背部の肩甲骨周囲の筋肉、脊柱周りの筋肉、また猫背ですと骨盤が後方に傾きやすく、骨盤周囲の筋肉の働きが衰え、筋肉の緊張が高まっています。
また、前屈姿勢では、背筋がすっと伸びた状態に比べ、重心の位置が変わってきます。そのため、足の使われない筋肉と、反対に必要以上に力が入る筋肉と、バランスが悪くなります。それほど歩かれていなくても、足の筋肉に緊張がみられることがあります。
使われず働いていない筋肉は、そのままですとますます機能が衰えてしまいます。
マッサージやストレッチをおこない、緊張状態の筋肉をゆるめていきますと、少しずつではありますが、関節の動きは改善します。
そこから、筋肉にたいして正しいフォームで負荷をかけることで、体に負担が少ない、本来の姿勢へと戻していくことが大切です。
体の機能面においては、車椅子やベッド上での生活が続いているかたも同じで、動きの悪くなっている関節や筋肉を適切にほぐしていき、本来の姿勢・動きに近づけていきます。
そして、徐々に負荷をかけ筋肉を働かせていくことで、姿勢や動きのバランスが再度くずれていかないよう予防します。
現在、在宅での介護のケアを選ばれるかたはとても増えています。
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