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頻尿
2020/12/18
そのほか
こんにちは、にこにこスタッフ森田です。
冬場、夜中就寝中に手足が冷えてしまい、トイレに起きる回数が増えることはないでしょうか。
体が冷え、とくに足先まで冷えてしまった時は、手をカイロなどで暖めてもなかなか暖まらず、足を暖めないと、手が暖まらないことがあります。
足先まで冷えると、トイレの間隔もちかくなります。
汗をかく夏場とちがい、冬はトイレの回数は増えると思われます。ただし、何度も何度もトイレに行くようですと、「頻尿」の可能性があります。
健康な状態ですと、日中のトイレの回数は5~7回ほどで、夜間はトイレに起きないのが通常だそうです。
これが、日中におよそ10回以上、夜間に2回以上トイレに起きることがあると、頻尿症状の目安となってくるそうです。
尿の回数が増える原因として、腎臓、膀胱、糖尿病、前立腺肥大症などの疾患や、服用している薬が関係している場合もあります。
他に、体の冷え、水分の摂り過ぎ、カフェイン、アルコールの摂り過ぎといった、環境や生活習慣が要因となっている可能性もあります。
塩分の摂り過ぎも、結果的に水分摂取の増加につながりますので、注意が必要です。
カフェインは、コーヒーに比べると少ないですが、紅茶やお茶にも含まれています。
お茶の種類により、カフェイン量に差があります。
夕食時にお茶を一緒に飲まれ、夜間にトイレに起きられるかたは、カフェインが少ない種類を選ばれるとよいかと思われます。ちなみに、麦茶はカフェインは含まれていないそうです。
とくに夜間の頻尿が続くと、睡眠の質を大きく下げてしまい、日中の体調にも影響してしまいます。
また、ご高齢のかたで、冬場の夜間にトイレに起きることにより、ヒートショックの危険性が高くなりますので、注意が必要です。
疾患が要因でない場合は、水分や塩分の摂り過ぎなど、普段の生活習慣に頻尿の原因がないか、見返してみるのもよいかと思われます。
トイレの回数が多いわりに、一度の尿量が少ないかたもおられます。
そういったかたは、尿が溜まることに体が過敏になっていることもあるようで、尿意を感じた時に、少しだけ我慢するといった方法で、回数を減らせることもあるようです。
ただし、我慢し過ぎるとよくないですので、少し我慢する程度でよいそうです。
夕方から夜間にかけて足のむくみ症状が強いかたは、就寝中のトイレの回数が増えることが多いそうです。
通常は血液は全身をくまなく循環しています。しかし、心臓に戻る静脈の働きが衰えていると、足に流れた血液が重力の影響をうけ、心臓へと戻りにくくなります。
夕方から夜間にかけ足がむくみやすいといったかたは、血液(水分)の循環力の低下が原因の場合があります。
就寝時に横になることで、重力の影響はなくなります。
すると、足から上半身への循環が改善され、足に余分にたまっていた血液が尿として排出される流れとなり、就寝中に何度もトイレに起きてしまうといったことがおこります。
対策として、ウォーキングや散歩をすることで、ふくらはぎの筋肉を働かせることが効果的です。
ふくらはぎの筋肉は、血液の流れを促進させるポンプ作用があり、ふくらはぎの筋肉を働かせることで、足にたまっている血液を心臓に戻す効果があります。
足首の屈伸運動も、ふくらはぎの筋肉が働きますので、お勧めします。
また、日中午後の時間帯に、少し足を高くした状態で、15分ほど仰向けになるといった方法もあります。こちらも足の血液を上半身に戻す効果があります。
ただし、夜中に足を高くした状態で就寝すると、かえってトイレの回数が増え、逆効果となりますので、夜間は暖かくして、足の高さは普通にして休むことがよいそうです。